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令和5年度優秀賞の取組紹介~株式会社日立システムズ「STEAM教育プログラム・未来をもっと輝かそう」~

今回紹介するのは、令和5年度に優秀賞を受賞した株式会社日立システムズの「STEAM教育プログラム・未来をもっと輝かそう」という取組です。

◆「STEAM教育プログラム・未来をもっと輝かそう」の取組について


⚪対象者:小学生~高校生
⚪実施場所:日立システムズホール仙台、全国の中学校や高校、自治体など
⚪開始年度:2015年~
⚪取組内容: 日立システムズでは、小学生向けに科学のおもしろさやモノづくりの楽しさを伝える「プログラミング授業」、中高生向けにAIの基礎知識とAIがビジネスでどのように役立っているのかを伝える「AI授業」、高校生向けに数学の知識を使いデータ分析・技術活用を体験する「データサイエンス授業」を体系化し、STEAM教育プログラムを提供することで次世代のIT人財の育成をめざしています。
⚪本事業に関するホームページ
(※詳しくはこちらのHPをご確認ください。)
「人づくり」への貢献::株式会社日立システムズ (hitachi-systems.com)

自立的な学びをそっとサポートします

◆企業の担当者からの声

実際に事業を担当した株式会社日立システムズのご担当者の方に、事業を通じての感想など、質問形式で生の声を伺ってみました。
ーー参加した子供たちの反応はどうでしたか?
いずれの授業も講義と体験をセットにしており、リアルに体験することで理解がより深まることを子どもたちの表情からも感想からも伺えます。特に小学生を対象にしたプログラミング授業では、LED点灯のプログラムを作成し初めて実行ボタンを押しLEDが点いた瞬間に「おーっ」と歓声があがります。

レースを競い合って意気投合

ーー保護者・先生からの反応はどうでしたか?
子どもたちが自由に積極的に参加していて驚いたという感想がよくあります。大人が勝手に「難しそう」と壁を作ってしまっているのかもしれません。
AI授業はスタート前に教員向けトライアルを実施。参加した先生方からは「AIの内容、ビジネスでの活用を学べた」と好評でした。

AI基礎知識を当社の技術者がレクチャーします

ーー事業実施の上で大変だったことは何ですか?
「参加者とのマッチング」が一番難しかったところでしょうか。
特に、データサイエンス授業開催にあたっては学校とのマッチングが難しいと感じています。数学や統計の授業進度、分析ツールを使うためには情報の授業など、先生方のバックアップには感謝です。

データサイエンティストによる熱量のある講義が好評です

 ーーやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
プログラミング授業では、うまく走らせるために何度もリトライしていて夢中になっている表情を見たとき。AI授業では大人もびっくりな経営改善提案が飛び出してきたとき。データサイエンス授業では、分析に取り組む真剣な姿勢にも毎回感動しますが、将来データサイエンティストになりたい、理系大学をめざしたいなど、将来に関する感想を聞いたとき。

想像を超える業務改善アイデアが生まれるグループワーク

   ーー今後この取組をどうしていきたいですか?
授業時間は短いですが、この体験により将来の進路を考えるきっかけになれば嬉しく思います。たくさんの方に体験してもらえるよう従業員も巻き込んで機会を作りたいと思います。

分析演習のあと、ビジネス改善提案までを生徒が仕上げます

最後に・・
💐担当者からのメッセージ

自分自身で組み立てたロボットを自分自身でプログラミングして動いたとき、AIやデータサイエンスの授業で知らない知識に触れたときの子どもたちのキラキラした表情は、何ものにも代えがたい宝物だと感じています。システムを作るのも動かすのも人であり、人の情熱や思いにテクノロジーを掛け合わせて新しい価値を提供することが私たち日立システムズのブランドですが、この「人の情熱や思い」はちょっとした体験から始まるものだと思っています。ちょっとでも興味があったら、まずは体験してみてください。
以上、本記事では、令和5年度に優秀賞を受賞した株式会社日立システムズの「STEAM教育プログラム・未来をもっと輝かそう」という取組を紹介させていただきました。
今後とも、過去にいーたいけんアワードで受賞した企業の取組を紹介していく予定です!✨