令和5年度文部科学大臣賞の取組紹介① ~管清工業株式会社「楽しく学ぶ!水のじゅんかん」~
今回は、先日行われた「いーたいけんアワード」で、最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞した企業の取組を紹介します。
まずはじめに紹介するのは、中小企業部門にて文部科学大臣賞を受賞した管清工業株式会社の「楽しく学ぶ!水のじゅんかん」という取組です。
◆「楽しく学ぶ!水のじゅんかん」の取組について
⚪対象者:どなたでも(幼稚園生~高校生、養護学校、地域団体等)
⚪実施場所:全国各地
⚪開始年度:2007年~
⚪取組内容について(企業担当者より):下水道の仕組みと生活との関わりについて、クイズや実験を交えながら、楽しくわかりやすく学べる出前授業を行っています。受講者の年代や地域に合わせた教材を作成し、下水道をより身近に感じてもらえるように努めています。また、水の循環が学べるオリジナルのボードゲーム「めぐるめぐみ」を用いて、ゲームで遊びながら学ぶことができる取り組みも併せて行っています。
⚪本事業に関するホームページ
(※詳しくはこちらのHPをご確認ください。)
→管路管理総合研究所の下水道の出前授業 (kanro-soken.com)
◆企業の担当者からの声
実際に事業を担当した管清工業株式会社のご担当者の方に、事業を通じての感想など、質問形式で生の声を伺ってみました。
ーー参加した子供たちの反応はどうでしたか?
下水道について興味を持って楽しく学んでくれて、授業後は下水道に対する理解度も深まっているようです。
輪切りにした本物の下水道管を触ってもらった時や、ティッシュペーパーとトイレットペーパーの溶け方を比べる実験の時は、とてもいいリアクションでした。
ーー保護者・先生からの反応はどうでしたか?
下水道について楽しくわかりやすいお話や体験を提供することがこの活動の強みで、好評をいただいています。
授業を受けて「知らなかった!」と驚くことがあるようで、大人の方にも下水道について知ってもらう機会になっていると思います。
ーー事業実施の上で大変だったことは何ですか?
全国各地から授業のお申込みを頂くので、限られたスタッフでより多くの出前授業を実施できるようスケジュールを調整するのが大変でした。
ーーやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
子ども達が楽しそうに授業を受けていたり、授業後に授業の感想や学んだこと書いた手紙・壁新聞を頂いたりする時です。
ーー今後この取組をどうしていきたいですか?
2007年から始めたこの活動も、2024年で18年目となります。
今後も多くの方々に下水道について知ってもらえるように、教材の開発・スタッフの育成等に意欲的に取り組んでいきたいと思います。
以上、本記事では、今年度文部科学大臣賞を受賞した管清工業株式会社の「楽しく学ぶ!水のじゅんかん」という取組を紹介させていただきました。
次の記事でも、今年度いーたいけんアワードで文部科学大臣賞を受賞した企業の取組を紹介いたします!✨